育休パパ、1年の記録と振り返りpart1~「取ってよかった」と胸を張れる理由~

導入:振り返り

はじめに

このブログシリーズは、1年間の育児休業を取った“ひとりの父親”が、体験をもとに綴るリアルな記録です。

専門家の言葉ではなく、迷いながらも子どもと向き合い、悩み、喜び、そして「育休を取ってよかった」と思えるようになるまでの過程を、少しずつ丁寧に書いていきます。

仕事・家事・育児のバランス、夫婦関係、孤独やプレッシャー、そして子どもの成長を通して見えた“家族”の形。

育休を迷っている方や、育児に奮闘中のパパ・ママにとって、何かヒントや共感をお届けできたら嬉しいです。どうぞ肩の力を抜いて、気軽に読んでいってください。


【結論】育休は本当に取ってよかった理由

まず最初に伝えたいのは、「育休を取ってよかった」という率直な実感です。

その一番の理由は、子どもの目覚ましい成長を“すぐそば”で見守れたこと。

たとえば、赤ちゃんがこちらを見て笑った瞬間。何にも代えがたい宝物のような体験でした。寝返りよりも先につかまり立ちができるようになったり、突然できるようになった寝返りに驚いたり……成長の瞬間に立ち会えるたびに、夫婦で声をあげて喜びました。

育休を通して、妻との会話も自然に増えました。「今日はこうだった」「これは失敗だったけど、明日はこうしてみよう」など、子育てのトライ&エラーを共有しながら、家族の絆も深まっていきました。

こうした経験こそが、「育休を取って本当によかった」と胸を張って言える最大の理由です。


具体的なエピソードから見る「育休の価値」

育休を取って本当によかったと思えた瞬間は、子どもの“初めて”に立ち会えたことです。中でも寝返りは、明確な「できない→できた」の境界みたいなものがあり、最初に見た瞬間は妻と2人で歓声をあげたほど。思わずスマホを構えて2回目を待つほどの感動でした。

育児を通じて、自分自身にも変化がありました。子どもが苦手だと思っていた私が、我が子だけでなく他の子にも自然と優しく接するように。小さな命の純粋さに触れ、「誰もがこんな時期を通ってきたんだな」と視野が広がった気がします。

夫婦関係にも、静かな変化がありました。劇的な変化はなかったものの、子どもにとってのベストを共に考え、選び取っていく日々は、夫婦としての信頼をさらに深めてくれました。

振り返りから見える「育休を取る意味」

育休を取る前、私は「妻をサポートしたい」という思いが中心で、その先にある“育休の意味”までは深く考えていませんでした。

でも、1年を通してその意味は以下のように少しずつ変わっていきました。
【出産直後】妻の支えになる時間
この時期は、何よりも妻の心身を支えることが中心でした。自分にできることは限られていましたが、精神的な支えになれたことが大きかったです。
【中盤】“自分”と向き合う時間
子どもがよく寝ていて時間に余裕がある分、「何のために育休を取っているのか?」と自問することもありました。
【後半】関わりこそが育休の価値
活発になった子どもと過ごす毎日が、育休の本当の意味を教えてくれました。

もし取っていなかったら、妻の大変さを実感することも、子どもとの信頼関係を今のように築くことも、難しかったかもしれません。

育休は「人生の中で立ち止まって家族と向き合える、貴重な時間」でした。

次回予告

次回は、「そもそも、なぜ育休を取ろうと思ったのか?」というテーマでお話しします。
実は、当初そこまで深く考えていたわけではなかった――そんなスタートから始まった私の育休。その背景や心境の変化について、率直に綴ってみたいと思います。

もし、今「育休を取ろうか悩んでいる」という方がいたら。
あるいは、毎日育児と向き合っているパパ・ママがいたら。
このブログが、ほんの少しでも、背中を押すきっかけになれたら嬉しいです。

このブログを初めて読む方は、よろしければ本ブログ紹介の記事もあわせてご覧ください。

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